洋楽紹介!隠れた名曲 ① 〜Strangers by The Kinks〜
こんにちは、やっと洋楽を紹介できるということで少し興奮気味のKatieでございます。笑
嬉しい、嬉しすぎる... どんなテーマで、どのように紹介しようかとても迷ったのですが、今回は隠れた名曲、というかもっと評価されてもいいだろうよ、という曲を紹介します。
何よりどの曲にしようかももちろん迷いましたけれど、KinksのStrangersという曲にしました。なぜかというと、私はキンクスがとても過小評価されているバンドだと思うからです。イギリスに留学していた際も、ビートルズはみんな知っていて、同時期に活躍していたストーンズもまあまあ有名なのに、キンクスは名前だけ、もしくは存在さえあまり知らないという方にたくさん会いました。留学中一番悲しかった出来事かもしれません (笑) キンクスの音楽って、正直とてもひねくれていて、一度や二度聴いただけでは好きにはなれないことが多いです、私も全然好きではありませんでした。とりあえず少しキンクスのご紹介をしましょう。
The Kinks
ロンドンにてデイヴィス兄弟を中心に結成されたロックバンドです。キンクスも同世代のバンドと同じようにアメリカのロックンロールや、40年代以降のジャズに影響を受けたのかもしれませんが、アメリカで演奏禁止令を受けてからかなりイギリス寄りの独自のひねくれ音楽に発展していったのかもしれません。
出典: ALBUM: The Kinks ‘Sunny Afternoon: The Very Best Of’ - GigslutzGigslutz
こうして見ると兄弟そっくりですね。
何十枚ものアルバムを作り、90年代まで活動しましたが、最盛期はやはり、60年代後半か70年代でしょうか、どのアルバムも素晴らしいです!作詞作曲はほとんど兄貴のレイ・デイヴィスですが、弟のデイヴ君もいい曲を書いてます。今回紹介するStrangersもデイヴの曲です。
どうして名曲なのか?それは私がそう思うからです!
始めの方の歌詞からとっても素敵です、
If I live too long I'm afraid I'll die
長生きしすぎると死ぬのが怖くなると思うんだ
So I will follow you wherever you go
だから僕は君にどこまでもついていくよ
If your offered hand is still open to me
まだ君が手を差し伸べてくれているのなら
Strangers on this road we are on
同じ道を歩く見知らぬ人同士、
We are not two we are one
僕たちは二つではなく一つだ
この曲の入ったアルバムはコンセプトアルバムといって、アルバムを通して一つのコンセプト、ストーリーとして繋がっているんです!洋楽の面白さの一つですね〜
このアルバムではレイくんの実際の体験を元に作られた、ミュージシャンとして音楽業界の皮肉を歌ったアルバムなのですが、この曲に関しては、デイヴの曲ですしその構成に入っていたかわかりません。この曲の前の曲は、自由になって、勝者になるぞ!という気持ちを歌った曲なので、やはり微妙なところですね、主人公がさまよっているようにも捉えることが可能です。
人生で選択を迫られている時、よくこの曲をい思い出して一人で聴きながら泣いてしまうのです。We are not two, we are oneのコーラスが美しくて...
なんだかデイヴに君は一人じゃないから大丈夫だよ、と言われている気がして。ただの妄想ですが (笑)
The Kinks - Strangers (Official Audio)
ちなみにノラジョーンズのカバーも素晴らしいです。
この曲、「ダージリン急行」という映画でも流れます、観てた時は本当にびっくりしました、葬式のシーンなのですが、とてもナイスな選曲です。映画の方もオススメですよ〜
ぜひ聴いてみてね!では。